2021.3.23アバターを使用したオンライン会葬実証実験 代表取締役社長 川野晃裕よりご挨拶
本日は、大の葬祭が大切な方へ「想い」を伝えるために新しく提案する「新お葬式様式」のひとつ、アバターを使ったオンライン会葬の実証実験を行わせていただきました。
私たち、大の葬祭は大分県豊後大野市に本社を置く葬儀社であり、「想いを大切にする。」という経営理念のもと、「より良いお別れ、より良いご供養」の場の提供を目指し、今年で50周年を迎えます。
最近では、新型コロナウイルスの影響で、弔問・会葬に対して多くの方々が不安に思われる中、感染症対策はもちろんのこと、三密を避けるために様々な形での新しい会葬のスタイルをご提案してまいりました。
特にこのたびZOOMを利用した、オンライン会葬という形式によるお別れの形が非常に喜ばれているという実績がございます。
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オンライン会葬の方法論としての良し悪しという話は一度おいておいて、そこにこのご時世で「お参りがしたくてもどうしてもできない。」という声に耳を傾け、また、ご葬儀後の「お参りができて良かった!」という感謝の声を拝聴したときに、お役に立てて良かったと感じているところであります。
本来、ご葬儀・告別式など、人々の弔いに関する考え方というものは、大切な方やお世話になった方々に対する感謝の気持ちを伝える場として必要なものであるということを前提としたときに、最近では、コロナ前より、高齢者や障害のある方々が「お参りをしたいけどできない。」という声が上がっていたり、遠方の方々が葬儀の相談~葬儀~その後の供養や近隣への対応に大変不便・不安を覚える、といった声が上がっておりました。
本来であれば、葬儀の場に参列し、ともに偲び、ともに弔うという方法ができるにこしたことはないですし、そうしたいとほとんどの方が思っているはずです。
しかし、そうしたくてもできないという声が、少なくとも去年のコロナ禍以前より上がっていたという事実がありました。
その中で、今回のコロナによる社会の変化により、さらに加速度的にその需要は増幅しました。
我々大の葬祭の使命は「より良いお別れ、より良い供養」の場の提供でございます。
このコロナ禍の中で、住民の皆様にとってどのようなスタイルのお別れが適正であり、また現場ではどのようなお困りの声が上がっているのかということに徹底して耳を傾けてまいりました。
そうした中、本日の、我々のご提案する新しいお葬式様式であるオンライン会葬の進化版であります「アバターを使った会葬」の実証実験に至りました。
人々のつながりが加速的に希薄化して言っている昨今において、今回、コロナ禍の一過性ではなく、アフターコロナに向け、人の最期に多くの人が立ち会えるような仕組みを通して、人とのつながりを考えるきっかけができればと考えております。
我々は、今後ともご葬儀はもとより、ご供養や法要といった現場を通して、より地域の皆様にとってつながりを感じ、心が温かくなるようなシーンのご提案をさせていただければと考えております。
株式会社大の葬祭 代表取締役社長 川野晃裕