2021.3.23アバターを使った葬儀のDX実証実験開催のご報告
本日3/23(火)10時より、当社直営ホール「大の葬祭 おおいた本館」にて[アバターを使った葬儀のDX実証実験]を開催いたしました。
今回の実証実験は、当社が主催し、大分県様とANA(全日空)様の協力のもと開催させていただきました。
大分県議会議員様をはじめ、大分県産業創造機構様も参加してくださり、また多くのメディアの方々からの取材を受けました。
今回の実証実験の主旨を記載いたします。
コロナ禍の現在、緊急事態宣言下での他府県への移動制限や、医療施設や介護施設への入場制限などにより、終末期における大切な方とのお別れの機会が物理的に制限されるようになりました。
それゆえに、身近な家族ですら、祖父母や親兄弟との死に目に会えなかったり、葬儀に参列することすらできない環境となっています。
そんな劇的な環境変化に対応するために、当社では会葬手段の選択肢の一つとして、オンライン会葬を提案しているところです。
当社が考えるDX(デジタルトランスフォーメーション)とは[デジタル技術を使用した顧客への新しい体験価値の提供]であり、既に実施しているタブレット(ZOOM)を使用したオンライン会葬では、遠方にいる遺族が葬儀に会葬することができ、高い評価をいただいた実績を積み重ねています。
今回は、さらに一歩踏み込んで、[アバターを使用しての会葬]の実証実験をすることとしました。
タブレットとアバターの大きな違いとしては、アバターロボット「newme」には、自由に移動ができる機能があることです。葬儀のシーン(焼香や出棺など)では、自分の意志で動けるというのは重要な価値となります。
というのも、会葬者は『葬儀を観に来ている』のではなく、『葬儀に参列し、故人を弔いに来ている』と私たちは考えているからです。
少しでも、弔いに参加しているという意識が保てるようにするには、今回のアバターを使用し、自分の意志で操作でき移動ができるということは大いに価値があると考えています。葬儀でのアバター活用ではこの移動ができるという特徴を最大限活かすことができるのではないかと考えています。
今回は、特に葬送儀礼において重要なシーンである[焼香シーン][お別れのことばシーン][お花入れシーン][出棺シーン]に絞って実証実験を行いました。
大の葬祭では、今後も皆さまのお役に立てるよう様々な研究を重ねてまいります。